チンパンジーは二本足で歩くこともありますし、人間と同じく指が5本あり器用に動かすことができます。
動物園でチンパンジーを眺めていると人間と同じような行動をとるときがありますよね。
チンパンジーと人間は同じ祖先から進化していて、DNAの違いはわずか約1%しかないと言われています。
では、チンパンジーの染色体は人間と同じなのでしょうか?
今回は、チンパンジーの染色体についてご説明します。
チンパンジーと人間の染色体の本数とは?
人間とチンパンジーは見た目が違っていますが、なんとなく似ている箇所がありますよね。
それは、DNAが約1%の違いしかないと言われていたり、約95%は一致しているという考え方があったりもします。
DNAが近い人間とチンパンジーですが染色体の本数は違っています。
人間の染色体の本数は「46本」、チンパンジーの染色体は「48本」です。
なんと人間とチンパンジーの染色体は2本しか違わないのです。
チンパンジーと人間は同じ祖先から進化!?
チンパンジーと人間は同じ「猿人類の共通祖先」から進化しました。
同じ祖先「猿人類の共通祖先」から人間、チンパンジーと分岐して進化していったのかは、筋肉の発達や脳の容量の違いなどで、様々な考え方があります。
人間が持っている染色体が2本に分裂した!?
そのなかで、染色体の融合がきっかけで、人間とチンパンジーが分岐したのではという考えもあります。
それは、人間が持っている2番染色体と呼ばれている染色体がチンパンジーでは、12番染色体と13番染色体に分裂しているからです。
もしかしたら「猿人類の共通祖先」から進化している過程で、2番染色体が分裂しなかったら、チンパンジーは誕生しなかったかもしれませんね。
まとめ
人間とチンパンジーは、染色体やDNAがわずかの違いということが分かりました。
なぜ、チンパンジーと人間で、DNAと染色体がわずかの違いしかないのでしょうか?
同じ祖先「猿人類の共通祖先」から進化しているからなのではないかと考えることができますよね。
染色体が2本しか違わないチンパンジーにますます親近感がわいてきました。