チンパンジーと私たち人間の人類は、どことなく似ているところがありますよね。
二足歩行で歩けるところや手足の指が5本あるところ、顔もチンパンジーに似ている人もいます。
では、なぜ、チンパンジーと人間は似ているところが他の動物よりあるのでしょうか?
それは、チンパンジーと人間で遺伝子が約95%一致しているからとも言えるでしょう。
今回は、チンパンジーと人類の遺伝子の違いについてご説明します。
チンパンジーと人類の祖先は同じ
私たち人類は、チンパンジーや猿から進化したと思っている人が多いかと思いますが、実は、人間とチンパンジーは、同じ祖先「猿人類の共通祖先」から進化しています。
元々は、同じ生き物だった人間とチンパンジーですが、進化の過程で、筋肉の発達や脳の発達が変化していき、人間とチンパンジーと分岐していったといわれています。
チンパンジーと人類の遺伝子について
チンパンジーと人間は、DNAと遺伝子は同じではないですが、とても近い数値がでています。
チンパンジーと人間のDNAの違い
チンパンジーと人間のDNAはなんと「約95%一致」していると言われています。
研究者のなかには「チンパンジーと人間は約1%しか違いがない」と言う方もいます。
どのみち、チンパンジーと人間は、DNAでみるとほんのわずかな違いになっています。
チンパンジーと人間の染色体について
人間の染色体は約46本、チンパンジーの染色体は約48本です。
染色体はたった2本の違いしかありません。
人間がもっている2番染色体が分裂して、12番染色体と13番染色体がチンパンジーの染色体のなかに含まれています。
「猿人類の共通祖先」からチンパンジー、人間へと進化する過程で、この染色体の融合も大きく関わっているのではないかという考えもあるようです。
まとめ
元々同じ祖先であった私たち人類とチンパンジー。
進化の過程で染色体が分裂、筋肉や脳の発達の違いなどで人間とチンパンジーで分岐していきましたが、もしかすると、今でもチンパンジーと人間は分岐しないまま、一緒の動物として今でも生活していたのかもしれませんね。