日本で幼い子どもの頭をなでても変に思われることはありませんが、カンボジアでは御法度です。

カンボジアの人々にとって「頭部」は神聖なものという意識が強いため、失礼だと受け取られてしまいます。

同じようにチンパンジーの行動についても、ヒトの視点では推測できないことがあります。

チンパンジー 威嚇 行動

紛らわしいのと、とても分かりやすい、チンパンジーの行動!

チンパンジーを観察すると、時々ヒトと同じようなリアクションをとることがあります。

しかし、それは本当にヒトが行う行動と同じで、意味に違いはないのでしょうか?

そこで今回は、チンパンジーの行動の意味について調べていきたいと思います。

 威嚇しているように見えない行動!

歯をむき出しにしてニッと笑う行動は、「グリマス」と呼ばれています。

その光景に思わずつられて笑ってしまう人もいるかもしれません。

チンパンジーはおかしくて歯を見せているわけではなく、むしろ周囲を警戒し、恐れている時によくとる行動です。

ちなみに、じゃれあったり、ふざけたりしている時に、笑いますが歯を見せることはないそうです。

ヒトと同じように、チンパンジーもあくびをしますが、示す意味はまったく異なります。

これも実はチンパンジーが精神的に落ち着かない、緊張している状態であることを示しています。

 分かりやすい威嚇行動は?

テリトリー内に敵が侵入すると、チンパンジーは一斉に大きな声で鳴き叫び、歯をむき出しにして牽制します。

さらに、チンパンジーは器用に道具を使えるので、周囲の物を投げ飛ばしたり、大きな音を立てたりします。

木の枝や葉を揺らしたり、蹴ったりして、とにかく大きな音を立てます。

チンパンジーは小さな集団で暮らしていますから、大きな声や音で相手を委縮させて、追い払おうとする狙いがあります。

侵入者もこれには驚いて、逃げていってしまうことでしょう。

ヒトも不審者に遭遇すると、大声をあげたり、物を投げつけたり、などしますが、チンパンジーと似ています。

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まとめ

チンパンジーの行動には、ヒトのものとまったく異なるものや、ほとんど同じものがありとても興味深かったです。

特にチンパンジーの「あくび」には、緊張していることを示していることに驚きました。

このように動物の仕草や行動を改めて見つめ直すと新たな発見があって面白いですね。

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