糞を投げるチンパンジー！なにか理由は見られるの？

動物園でチンパンジーを見ていたら、いきなり糞が飛んできた経験はあまりないと思います。

しかしながら、アメリカにおいてウソのようなホントの話が起こりました。

いったいなぜチンパンジーは、糞投げを行うのでしょう。

糞投げを行うチンパンジーは、いったいどんなワケがあるの？

ヒトに向かって糞を投げる動物園のチンパンジーがfacebookで話題になったのを知っていますか？

何かストレスを感じて、このような行為に及んでしまうのでしょうか？

そこで今回は、糞投げを通してチンパンジーについて話していきたいと思います。

事件の舞台となったのは、米ミシガン州ケント郡、グランドラピッズにある「ジョン・ボール動物園」。

見学者たちとのやり取りでテンションが上がると、自分の糞便を手にし、それを投げると高齢の女性の顔の中心にヒットしました。

女性の顔は目も当てられない状態になってしまいましたが、周囲からは笑いがドッと沸き起こりました。

たまたま1人の見学者がその時の様子を撮影し、SNSにアップしたことから話題を呼んだ。

実は、このチンパンジーはイタズラ好きで知られており、「serial poop flinger」というニックネームを持っているそうです。

ちなみに、このニックネームの意味は「連続して糞便を投げる者」という意味があります。

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残念ながら、その謎はまだ解明されていません。

しかし、エモリー大学の研究によって、糞をよく投げる個体は、そうでない個体に比べて知性に富んでいることが分かりました。

また、ライプチヒ大学の研究結果によると、投げるという行為と知性には関わりがあるそうです。

糞をよく投げるだけでなく、的に正確に当てる個体は、運動能力に優れるだけではなく、高い言語能力があることが分かりました。

実際に、このような個体はグループ内でも社交的であり、積極的にコミュケーションをとっていました。

現段階で言えることは、糞を投げるという行為は、言語を獲得する前の段階であることを示しているということです。

チンパンジーは、糞を投げることがありますが、その理由についてはまだ解明されていません。

ただし、糞を投げるチンパンジーは、賢く、コミュケーション能力に優れていることが分かっています。

ちょっと気持ちの良い話ではありませんが、知性の表出をこのような形で見られるとはびっくりしました。

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