ライフステージの1つの節目と言えば、結婚、そして、出産を挙げることができます。
チンパンジーの社会においても、出産はとても重要なことです。
そこで今回は、チンパンジーと出産をテーマに話していきたいと思います。
おしりでオスを魅了するチンパンジーのお産について!
性的に成長したメスは、オスを赤く膨れ上がったおしりで魅了し、誘惑し関係を持ちます。
さて、いったい何歳くらいまで出産することが可能なのでしょうか?
また、出産に要する時間はどれくらいかかるのでしょうか?
高齢出産をしたメスがいるって本当?
ニューヨークの動物園で、これまでで最高と思われる56歳のチンパンジーが出産したそうです。
米国動物園水族館協会で3番目に高齢のチンパンジーの出産に話題となりました。
非常に高齢なため妊娠できないと考えられていたため、健康を考慮して避妊薬を飲ませていなかったそうです。
生まれたのはサンセット動物園において、2010年8月18日の夕方4時45分に誕生しました。
妊娠が確認されてからはカンザス州立大学の獣医学チームが診察にあたり、ケアしてきました。
ちなみに、この赤ん坊の名前は、公募によって決められたそうです。
出産にかかる時間はヒトよりも短いの?
多摩動物園のチンパンジーは破水をしてから1時間くらいで出産を終えることができたそうです。
個体差はあると思いますが、ヒトと比べると圧倒的に短いのが特徴です。
ヒトの場合は、陣痛が始まってから出産するまで平均15時間と言われています。
これは人体の構造がその原因1つとして、大きく関わっているそうです。
ヒトはS字カーブのように骨盤が弧を描いているため、赤ん坊が産道をするりと通り抜けるのが難しいそうです。
また、二足歩行をするため、お尻や太ももの筋肉が大きくなり、通り道が狭められたことも関係しています。
これらのことから、チンパンジーのメスの方がヒトよりも出産時間が短いと言えます。
まとめ
自然界における生命の神秘について強く感じることができました。
ヒトの出産年齢も上昇傾向にありますが、まさかチンパンジーにおいても高齢出産が可能だとはびっくりしました。
ヒトの場合と身体構造が異なるため、チンパンジーのメスは出産にそれほど時間がかかりません。