ヒトの社会もそうですが、集団になるとそれを指揮し、まとめていくリーダーが必要となってきます。

チンパンジーも社会性のある動物ですから、群れのリーダーを中心にした構造が形成されています。

では、リーダーと新リーダーを決める際に、どのようなことが起こるのでしょうか?

チンパンジー 群れ オス メス 争い

チンパンジーの性差によって、リーダー争いは異なるの?

オスどうしの争いは激しいものを想像してしまいますが、意外と平和的な方法で取り決めを行っているようです。

時には、飼育下の個体であれば、メスがリーダーになることも珍しくないそうです。

そこで今回は、リーダーを決める際に性差による違いは見られるのかを紹介していきます。

 群れのリーダー争いは、どうやって決めるの?

求心力を失いつつあるリーダーに対して、別のオスがディスプレイという力の誇示を行います。

力を使って殴ったり、蹴ったり、噛んだりするようなことはないそうです。

鋭い犬歯で噛み合うと、ひどい痛手を得ることになりますから、ディスプレイによって、それを避けようとしていると考えられます。

ボディビルダーが決めのポーズをとるように、自分のパワーを誇示するものですから、相手を威嚇する効果は充分です。

チンパンジーの社会では、リーダーを頂にして、序列が存在し、高位の個体は生きていくうえで有利なことが様々です。

 リーダー争いにメスは、どんなことに緊張するの?

天王寺動物園で発生した、オスとメスのリーダー争いの際に、ある調査が行われました。

その結果、メスは食糧の確保という目的において緊張を感じますが、社会的な要因では感じないことが分かりました。

その概要は、およそ2年間にわたって対立関係にあるオスとメスの間で毛づくろいが行われた回数と種類の調査です。

また、給餌を停止して、給餌の有無が毛づくろいの発生回数に違いが見られるか比べました。

オスどうしの毛づくろいは、敵対関係にあるものどうしが緊張を和らげる目的で行うことが知られています。

普通はオスがグループを統率し、メスがリーダーとなることはありません。

しかし、動物園などで飼育されていてオスが若い時には、メスがリーダーになることがあるそうです。

同園のチンパンジーはメスがリーダーとして君臨していましたが、オスが成長するにつれて対立するようになりました。

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まとめ

チンパンジーの社会も男性よりも女性の方が強かったということが分かり、不思議と納得してしまいました。

チンパンジーのオスは、実力行使の争いではなく、どれだけ力があるかを見せつけることによって敵対相手を屈服させてしまいます。

一方、メスは子どもを育てていく役割を担っていますから、食糧問題はとても重要なことで緊張が高まってしまうのでしょう。

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